宗教と菜食主義
宗教上の教えによる菜食主義というものが存在します。
ここでは、菜食主義と宗教の関わりについてご説明いたします。
インドに誕生したといわれる「不殺生戒」の考え方は、幾つかの宗教において殺生を禁止し、結果として菜食主義を奨励しました。
宗教上の菜食主義においても、その考え方から多少の違いがあります。
例えばヒンドゥー教では、肉食は避けますが卵や乳製品は禁じられていませんが、ジャイナ教では無生物の破壊も含めて可能な限りの回避を求めています。
仏教では直接の殺生を禁じているものの、肉を食すること自体は禁じていない宗派もあります。
厳格な菜食主義では、肉や魚を食する事はもちろん、卵や乳製品、肉のエキスやラードなどの動物の副生成物も禁止していますし、植物においても殺生に繋がる行為は禁じています。
例えばミカンは食べても再度実が成るため食して良いとされるが、ニンジンは食べたら食物の殺生となると考えている宗教もあります。
この考え方から農業に携わる事さえも禁止している宗教もあります。
健康を目的とした菜食主義と比べても、宗教上の教えによる菜食主義の場合、こういった非常に厳格な考え方のものが多く存在するのが特徴と言えます。