菜食主義の功罪
ここまでにご説明させて頂いた通り、菜食主義には、健康、宗教、道徳といった様々な理由が存在します。
この為、非常に厳格な菜食主義も存在する事になります。
以前に、菜食主義が健康に良いとされる報告が多くなされている事をお伝え致しました。
しかし、逆に健康を損なう事はないのでしょうか?
ここでは、菜食主義のデメリット部分についてご説明したいと思います。
幾つかの専門機関や専門家によって、過剰な肉食が生活習慣病等のリスクを高めるケースがあることは、以前にお話させて頂きました。
では菜食主義であれば健康に問題は無いのでしょうか?
必ずしもそうとは言い切れない部分があるようです。
オーストラリアやベトナムの調査によると、菜食主義者の骨密度は一般の食生活の人と比較して5%低いという報告がなされています。
また、インドで行われた調査では、菜食主義者はビタミB12が不足しており、心疾患や脳梗塞の発症リスクが一般の4倍になると報告されました。
この他にも、菜食主義者は鉄分・亜鉛・不飽和脂肪酸等が不足するとの研究報告も多く、菜食主義を貫く場合には、バランスの良い多くの野菜の摂取と、サプリメントによる栄養補助が欠かせないとする意見が少なくありません。
極端な肉食には健康に関するリスクがあるからといって、詳しい知識も持たないままに、菜食主義であれば安全と考えるのは危険であると言えるかもしれません。